「大きな鏡餅は床の間に」「小さな鏡餅は火の周り・水の周り」に飾りなさいと聞いたことがありますが、そもそも小さな鏡餅を家庭のガスコンロや風呂、洗面台など火の周り・水の周りに飾る風習はあるのでしょうか。また、鏡餅を飾る場所ですが、トイレの出窓などに飾るのはおかしいでしょうか。
鏡餅は、その家・会社の「主たる場所」にお供えする、というのが基本ですので、大切な場所、仕事上必要な物ということになります。その意味ではも床の間。神棚。玄関上がり口だけではなく、台所や車、仕事机・勉強机などにもお供えされてもよろしいかと思います。また、トイレも健康を祈願する意味でよろしいかと思います。
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よく、鏡餅で○○号などと表記されているモノがあると思うのですが、これらは下のお餅の直径○○寸、という事なのでしょうか?また、例えば5号、1升、2升の鏡餅、などと言う場合、何号に相当するモノなのでしょうか?
当社を含め、パックの鏡餅を作っているメーカーで、1号、2号などと商品の大きさによって呼びやすい記号をつけているだけで、その数字が中身のおもちやお米の量と比例しているわけではありません。各社バラバラに規格を名づけますと流通(問屋、スーパー)の方々やお客様も無用の混乱が起こるので、有名メーカーを中心に呼称だけは統一しているわけです。
一方、お米屋さん、和菓子屋さんなどに頼んで作っていただく鏡餅の場合は、お米を洗って蒸す前に白米を木製の「升(ます)」に入れ量をはかります。その量の単位として一合(ごう)×10=一斗(と)というように「合」「升」「斗」を使用します。ちなみに「一号升(いちごうます)」で白米を入れますと約150gですが、これを水で洗い、蒸してお餅にしますと、約210gになります。ですから、「一升もち」というのは、約2kgのお餅(鏡餅も同様)ということになります。しかし最近では水の容積(重量)が一合=180cc=180gですから、一合=180g、一升=1.8kgといわれる事も増えているようです。一升の鏡餅ですと、当社の規格では5号(1980g)ということになります。2升の鏡餅ですと、こもち入りタイプではなく、上下一体タイプの3.2kgが一番近い量目となります。
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裏白の葉は、裏にして飾るのですか? また、昆布と共に「ほんだわら」を飾りますが、どこに飾るのでしょうか。
まず裏白ですが、地方の風習や、また個人の好みによりますので、どちらが正解とはいえませんが、裏面の白い方を見せて飾られる場合が多いのではないでしょうか。裏白は「裏を返しても白い、純潔な心」という語呂合わせの他にも、常緑で葉が落ちずに次の葉が生まれてくる縁起の良さや、歯朶(しだ)と呼ばれ「齢を延ばす」長寿の語呂合わせがあり、その意味では、緑鮮やかな方を表にしてもおかしくはないと思います。
「ほんだわら」は昆布の上で重ねて飾られるとよろしいかと思います。
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鏡餅の上にのせるミカンの向きで悩みました。ミカンの蔕(へた/木にぶらさがっている方)を上向きに置くとか、またはその逆向きだとか色々な話を聞きました。どちらが正しいのでしょうか?
蔕(へた)が上でよろしいかと思います。中には蔕から枝や葉がついているものもありますので、蔕が上でよろしいのではないでしょうか。
ちなみに、正式にはミカンではなく「橙(だいだい)」を置きます。ミカンは橙に似ているので代用とされています。
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家でお餅をついて、鏡餅を作ってみたいのですが、形がはっきりわかりません。
大体の形は、スーパーなどで売っているパックの鏡餅をみていただければわかると思います。パックの鏡餅は一つの容器で一体型になっていますが、本来の鏡餅は円く厚みのあるお餅が二段重ねで、下の段が大きく、上の段がやや小さめになっています。お餅の形は円形のカレーパンといったところでしょうか。スーパーで見られている鏡餅よりもやや平らに近い形です。一段のお餅の大きさの比率は、円形のお餅の厚み1に対して直径が3から3.5倍くらいでよろしいかと思います。また、下の段に対して上の段のお餅は75%〜80%の長さでよろしいかと思います。たとえば、下の段のお餅の直径が30センチ、厚みが8〜9センチとすれば、上の段のお餅の直径は23センチ前後、厚みは7センチといったところでしょうか。ですが別に絶対これといった決まりはありませんので、好みの比率でよろしいかと思います。
なお、お餅のつきたてはとても熱いので、やけどされないように十分注意してください。もちとり粉(片栗粉、あるいはコーンスターチ)を使用して、表面のお餅の水分を取りながら、形を整えます。
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我が家では、鏡餅を12月29日を避けて買わなければいけないと云われています。理由は誰も知りません。何か迷信でもあるのでしょうか。
「9」のつく日を嫌われるからだと思います。日本では、9は苦しむということからだと思いますが・・・。鏡餅に限らず、お正月向けの食品や用品の購入で、29日を避けられる方は、案外多いのではないでしょうか?
逆にいいますと、「8」が末広がりで日本では良い数字にされていますし、30日もきりの良い数字ですから、もし、そのあたりで買い物をするのだったら、鏡餅や注連飾りなどの縁起物は29日ではない日にしよう、というところでしょうか
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鏡餅の飾り方で三方がない場合はどうすればいいですか
三方が無くても構わないと思います。和紙など白い紙を敷いて、その上に鏡餅を置いてください。
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橙になぜ「葉」がついているのですか?福岡ではユズリハを飾ります。どうしてですか?
橙は木になりますから、枝につき葉もついています。でも、枝や葉がついていなくても大丈夫なんですよ。
ユズリハも縁起物(新しい葉が成長してから、古い葉が落ちるんです。代々、親から子へ、孫へ、家が栄えていく象徴として)ですので、もし両方あれば、一緒に飾ってください。
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鏡餅を飾るにあたって、日の良い日、悪い日等有りましたら教えて頂きたいのですが。
鏡餅を飾るのは28日がベストとされてきました。31日に飾るのは、「一夜飾り」として嫌われてきました。昔は夜明けではなく夜から次の日になるとされてきましたので、その意味でも、31日に飾るのではなく、少し前からお飾りして、過ぎ行く年への感謝をし、新しい年の神様をお迎えしながら1年が無事、元気に過ごせるよう力をいただくという意味合いかと思います。
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鏡開きは11日とされておりますが、それまで飾っておいて良いのでしょうか?それともある日をもってさげておいて、11日に再度出して鏡開きを行うのでしょうか?
鏡開きの日は地方によって違うようですが、一般的に11日とされています。
鏡開きはお供えした鏡餅に神様が宿り、その鏡餅に神様の力が与えられ、それを皆でいただくことによって新年1年間の無事・健康を祈る習慣です。これによって「神様を迎えた正月」は終わりという意味合いですから、おそらく11日までずっと飾って頂いて鏡開きの日に初めて下げて調理されるのが良いと思います。
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いつから家庭で、鏡餅を飾るようになったのですか?また、昔は鏡餅を砕いたものを「お年玉」として分け与えていたと聞きましたが、なぜ今は変わってしまったのでしょうか?
一般の家庭、と申しましても武家を中心に鏡餅が普及しましたのが床の間が普及した室町時代といわれています。よろい、かぶと等、大切な武具を床の間に飾り、それと一緒に飾りだしたと思われます。また、女性の命のように大事にされました鏡台にも鏡餅が飾られたようです。江戸時代には、武家だけでなく、かなり一般的になったと思われます。
さて、鏡開きは、神様にお供えしたお餅ですので、包丁などで「切る」ということは絶対にありません。失礼であり縁起が悪いからです。お餅にひびが入るのを待って、木槌で叩いて割るというのが本来の風習です。昔の武家には使用人などもいましたし、武道場では師範と弟子という関係でたくさん武士が集まっていましたから、11日に、お供えした鏡餅を皆で分けて食した所から、お餅をお年玉のように言うようになったのではないでしょうか。
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橙に葉がついている場合、その葉の向きは、向かって右、左、の決まりはありますか?
以下、推測になりますが、ご容赦ください。
橙を何故飾るかということについては、葉は直接関係ありません。
1.「橙」=「代々」(繁栄する、家系が継続する)という縁起の語呂。しかしこの由来は、代々のヘタの形が、台を二つ重ねたような形になっているから、ということらしい。
2.木に付いたままながら、実が赤くなっても、また翌年の夏には、青く戻ることの生命力。そして約5年から10年それを繰り返し木から落ちない。
ということで、橙を飾ることのポイントは、その実と上の部分の「へた」ということになります。なお、葉は直接ついているというより、枝がへたに付いていてその枝に葉がついているということかと思います。枝から何年も落ちないということを強調するのであれば、葉よりも枝という事と思われます。
従いまして、主役は実そのもの、枝が脇役ということで、葉の方向は特に関係ないかと思います。
なお、こういう話は民俗学や文化人類学の領域になるかと思います。また、地域性に多く左右されると思いますので、はっきりとは断定できません。
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鏡餅の飾り方で、橙、扇子、裏白、ゆずり葉、串柿、するめ、昆布をどのような順番で飾っていけばいいのでしょうか?
まず、橙は、おもちの上(1番てっぺん)に置きます。扇は、おもちの後ろから見えるように飾ります。
裏白とするめは、おもちと三方の間に敷きます。串柿は、おもちと橙の間にのせられるようならそこに、のせられないようなら、おもちの前、三方の上に置きます。昆布も、おもちが二段重ねのものなら、上のもちと下のもちの間に敷きます。おもちが二段一体になっているものなら、裏白とするめと同じ、おもちと三方の間に敷きます。(順番は特に決まっていないかと思います。地方によることもあるかと思われます)あと、ゆずり葉ですが、小さいものなら、橙の下、大きいものなら、おもちの周りに(三方の上)、見栄えよくお飾りになれば良いかと思います。
しかし、お飾りの順番などは、地方色も強くでるかと思われます。
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鏡餅の略式の飾り方の紙の向きを教えてください。直線の方が手前か、山形の方が手前かわかりません。
お餅をのせる台(三方)を使われる場合は、三方の四角い皿の角と、四方紅(敷き紙)の角を合わさずに敷きますので、略式の場合も、角(山形になっている方)が手前になるかと思います。
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鏡開きに昆布を食べる習慣があると思いますが、これはなぜでしょうか?また、昆布料理ならどんなものでも良いのでしょうか?
鏡開きは、お供えした鏡餅をいただく(食べる)風習です。
その鏡開きの日に昆布を食べる習慣ということですが、これは、鏡餅と一緒にお供えした昆布をありがたくいただくということはあると思います。(日本では、鏡餅自体ではなく、「神様にお供えした食べ物」が神聖であるという考えがありますので)また、鏡開きのお餅をいただく澄まし汁のダシに使うということもあろかと思います。
ただ、わざわざ鏡開きの日に合わせて昆布を買い求め、料理の素材として食するということは、(地方によっての風習で、各地独特なものをのぞけば)あまりないように思うのですが。
いずれにしましても、お供えした昆布をそのまま捨てるということはありませんので、お餅と同じように召し上がる事で、一年間の健康・幸せを願うということではないでしょうか?
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昆布の上に海草の「ほんだわら」を飾りますが、「ほんだわら」にはどういう意味がありますか?
「ほんだわら」は、実の形が米俵に似ていますので、神聖な作物であるお米に関連した縁起物として飾られます。
また漢字では「穂俵」と書く事からも、そのように昔から思われてきたという事が伺えるかと思います。元々「ほだわら」と言われていて、呼びやすい「ほんだわら」になったと思われます。
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